17歳モジャさん(Mダックス)と一緒に腎不全と闘う

腎不全のモジャさんへ私にできること。

モジャさんに会いに面会に行く

2022/11/29

 

モジャさん入院5日目

 


病院には毎回夫かお義父さんに車で連れて行ってもらっていたが、急遽行くことが決まったので誰にも頼れない

 


バスの時間を調べて午前中に向かった

 


乗り換えや、バス停から病院までの道のりなど合わせて片道1時間40くらいかかったが、頭の中で色んなことを考えていたので長くは感じなかった

 


病院へ着き、すぐにモジャさんのところに案内してもらった

 


面会室があるわけではなく、皆さんが作業(動物たちの手当だったり爪切りだったり)している所の端にケージがあり、その前に椅子が1つ置いてあった

 


不安で心臓がバクバクしながらモジャさんの所に行くと、モジャさんはお座りしていたがよだれをずっと垂らしていて意識がもうろうとしているようだった

 


「モジャさん…」

 


頭を撫でても反応しない

 


私は泣きながら抱きしめた

 


膀胱炎が原因だったら私のせいだ…

吐いた日が続いた時にタクシー使って早く病院に連れて行ってればここまで酷くなってなかったはず…

 


頭の中が後悔でいっぱいになり、自分を責めまくった

 


しばらくすると先生がきて、血液検査の紙を見せながら説明をしてくれた

 


先生「急に上がった数値は静脈点滴である程度下がるのですが、なかなか下がってくれない状態です…初日のBUN数値が210で、2日後の数値も210で変わらず。クレアチニンに関しては少し上がってました。そして更に2日後(昨日)の数値は165です。吐き気止めの薬を飲ませていますが、本人はまだかなり気分の悪い状態です。日に日にご飯も食べなくなってきたので流動食を飲ませてますが、流動食も嫌がります。」

 


食欲の無い姿を今まで見たことないくらい食べるのが大好きなモジャさんがご飯を食べないなんて信じられなかった

 


私「良くなりますか?」

 


先生「腎臓がどれだけ機能しているかにもよりますが、今は点滴で体の毒素を出して様子を見るしか…」

 

私「このままご飯食べないと体力も落ちますよね?回復するには体力が必要ですよね?」

 

先生「そうですね。もちろん食べてくれたほうがいいです」

 

私「腎臓に負担がかからないものをネットでちゃんと調べるので、手作りご飯持ってきてもいいですか?」

 

先生「いいですよ」

 

私は1時間くらいモジャさんのそばにいた後、先生や事務長に挨拶をしてまたバスで1時間40分かけて帰った

 

帰りはずっとスマホで「犬 腎不全 食事」で検索した記事を色々と読み漁り、スーパーに寄ってモジャさんの食べれる食材を買って帰った

 

固形よりもドロドロの方が食べやすい(舐めやすい)かと買った食材をフードプロセッサーにかけてそれに水を足し一緒に煮込んだ

 

その時の食材は

・舞茸

・さつまいも

鶏もも肉

・大根

 

温かいほうが食いつきがいいとネットで見たので、冷えないようタオルで巻いて保冷バッグに入れて、またバスに乗りモジャさんの所へ向かった

 

モジャさんの前にご飯を出してみるがやっぱり食べない…

 

匂いは嗅ぐのだけど…

 

ご飯は諦めて、少しでも私にできることをと、ネットで調べた腎臓にいいツボを押してあげて、その後ずっと腎臓のある場所(腰あたり)に手を置いて「良くなりますように」と帰るまで念を送り続けた

 

バカげてると思う人もいるかもしれないが、何もせずにはいられず私は必死だった

 

しばらくすると仕事を終えた夫が駆けつけた

 

夫の匂いを感じたのかゆっくりと体を起こし、夫の撫でる手を弱々しく舐めた

 

その姿を見て胸が締め付けられた

 

家に帰り、どうにか食べてくれないかとネットで調べまくった

 

すると、ロイヤルカナンの腎臓サポートのリキッド(流動食)がとても評価が高いものだと知った

 

Amazonで500件以上あるレビューを見てみると

「食欲の無かったうちの子が、これは喜んで飲んでくれる」

「これを与えたらみるみると元気になり命を繋いでくれました」

などのレビューがたくさん書かれていた

 

これならモジャさんも飲んでくれるかもしれないと、すぐに事務長に仕入れてもらえないかとLINEをしたら、明日の昼には届くとこと

 

明日は2日に1回の血液検査

 

少しでも下がってくれますようにと祈ってその日は寝た

 

 

2022/11/30

モジャさん入院6日目

 

この日は午前中サツマイモを茹でたものと鶏もも肉を焼いたものを持っていった

 

匂いは嗅ぐが食べない…

 

相変わらず元気は無いが昨日よりは少しマシのような気がする

 

血液検査の結果も早く知りたいし、流動食も届いたのか気になる…

 

でも患者はモジャさんだけではない

 

私は相変わらず腎臓のツボを押したり腎臓に手をあてて念を送り続けた

 

モジャさんを見ていると、寝ようとするのだが周りの犬猫の声や物音で落ち着かないのか何度もウトウトしてハッと目を覚ますを繰り返している

 

もしかしてここに来てから全然眠れてないんじゃないかな…

寝ることも大事な療養なのに…

 

そう思っていると先生が来て、血液検査を教えてくれた

 

なんとBUNが111、クレアチニン3.2とまだ高いが下がり始めていた

(入院時:BUN 210 クレアチニン4.2)

 

先生「まだかなり高いですが、点滴の効果が出てきたようです。あとはちゃんと食べて栄養をとってくれれば…」

 

モジャさん少しずつ回復に向かって頑張ってるんだ!!

 

希望の光が見えた気がした

 

私「先生!次の血液検査はまた2日後ですよね?その時にまた更に数値が下がっていたら、半日だけでもいいので退院させてもらえないですか?見ていたら全然寝れてないようなんです…。お家でリフレッシュさせてあげたいのですが…」

 

そうお願いすると、先生は「そうですね。いいかも知れません。もしかしたらご飯も食べてくれるかもしれないですね。」と、言ってくださった

 

よっしゃーーー

 

そしてこの日も一度家に帰り、晩御飯の準備をしてまたすぐ病院へ向かった

 

ロイヤルカナンの腎臓サポート(リキッド)が届いていたので、飲む所を見たかったけど皆さん忙しそうなので言えずに、相変わらず私はモジャさんのツボを押したり腎臓の場所を撫でたりして過ごして、帰った

 

その日の夜、事務長から「ロイヤルカナン20㎖飲みました」とLINEが入り、私は飲んでくれたんだと喜んで返事をしたら「あまり好きではなさそうで、やっと20㎖飲んでくれたって感じです…」と返ってきて凹んだ

 

これを飲んでくれたら元気を取り戻すと思っていて、私にとって頼みの綱だったのに… 

 

どうしたらモジャさんは食べてくれるんだろう…

 

 

✱✱✱

 

 

 

 

 

この記事の続きは「モジャさん半日退院で心休まる」です!

最後まで読んでくださりありがとうございました☆